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コロナ禍で不登校サポートを行う塾 NBSみんなの信州で紹介

2021.05.07
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『ゲーム依存』 コロナ禍で増加傾向 昼夜逆転の生活も 不登校経験の先生が立ち直りをサポート

『ゲーム依存』 コロナ禍で増加傾向 昼夜逆転の生活も 不登校経験の先生が立ち直りをサポート
NBS様にご取材いただきました。
1月20日のNBS(長野放送8ch)みんなの信州 18:00~19:00 の間で、「生徒は家族・・・不登校に寄り添う塾」にミッキーこと滝沢昌登が代表を務めるプリマ国際高等学院が紹介されました。終始、NBSスタッフの方々が気持ちに添って熱心に丁寧にご取材されていました。
皆様に少しでも困ってどうしたらいいか自分でも分からなくなっている子たち、ご家族の声が届いたらと思います。

プリマ国際高等学院は、進学塾だけでなくアットマーク国際高等学校のサポート校であり、ゲーム依存や引きこもりや様々な事情で悩んでいる生徒へのアウトリーチにも力を入れています。

以下はNBSニュースで紹介された内容です。

特集は、不登校支援の現場からの報告です。長野県教育委員会などの調べでは、新型コロナウイルスの感染拡大による去年の臨時休校の後、子どもたちのSNSやゲームに興じる時間が増えたことがわかりました。「増えた」という回答は小学生で4割、高校生では6割を超えています。昼夜が逆転し、健康を害する恐れもあるゲームなどへの依存。関係者も新型コロナの影響で今後も増えるのではと懸念しています。「ゲーム依存」からの「卒業」を手助けしている不登校支援の学習塾を取材しました。

オンラインゲームにのめり込む高校生。昼夜が逆転し、生活のリズムは乱れがちです。今、子どもたちの間でゲーム依存の傾向が強まっているのではという指摘があります。

長野県松本市の学習塾「プリマ」。一見、普通の塾ですが、通っているのは不登校の子どもたちです。

生徒(中学3年):
「分からなくても先生にすぐに聞けなくて解決できないところとか、集団行動が苦手」

生徒(中学2年):
「学校に行けないからプリマに来ているんですけど、何で学校に行けなくなったのか、まだ分からない。自分の中で」

事情はさまざまですが、今はプリマ独自の支援によって明るい表情で学んでいます。

プリマの代表の滝沢昌登さん。自身も中学時代、成績の不振などから不登校になり、通信制の高校に進んだ経験があります。

プリマ・滝沢昌登さん:
「当時は心身ともに疲れ果てた時がありまして。いい大学に行っていい会社に勤めてという考え方じゃなくても、自分の個性を生かして自分の生き方で生きていけばいいかなと気付いた」

2019年、自身の経験を生かし、立ち直りをサポートしようと学習塾を開きました。学力や進学の個別指導のほか、通うのが難しい子どもには「家庭訪問」もしています。

プリマ・滝沢昌登さん:
「こんにちは」

訪れたのは、千曲市の男子高校生の自宅。

高校生の母親:
「少しいじめられたみたいなことがあって、それがきっかけで不登校になっちゃった」

高校生は対人関係がうまく築けず、引きこもりがちです。

プリマ・滝沢昌登さん:
「レポート1つだけいける?無理はしなくていいからね」

根気よく子どもに寄り添う。それがプリマの「支援」の基本です。

プリマ・滝沢昌登さん:
「いつか自分の考えで歩き出してくれると思うので、それを信じて楽しみにしている」

今、滝沢さんが心配しているのは、ゲームにのめり込む子どもたちです。

プリマ・滝沢昌登さん:
「コロナ禍で外出しにくくなったりとかした子もいて、ほとんどの子が『ゲーム依存』なのではと思うくらい増えていっていると思う」

去年12月のある日の夕方、滝沢さんは車を運転していました。

プリマ・滝沢昌登さん:
「この時間帯は寝てたりしますね。昼行ってだめだったら夜行ってとかやってる」

訪れたのは、ゲーム依存の傾向がある別の男子高校生の自宅です。

プリマ・滝沢昌登さん:
「失礼します」

高校2年のAさん。部屋でゲームの真っ最中でした。

プリマ・滝沢昌登さん:
「これって友達?」

高校2年生:
「いや、知らない人」

没頭していたのは、オンライン上でつながった3人が1チームになり対戦するゲーム。朝6時頃から夕方まで続けていました。

中学校ではバレー部の部長を務めたAさん。部活を引退したころから学校に通えなくなりました。

Aさんの母親:
「不登校の原因は、決定的なものはいまだに分からないのが正直。部活引退後にうまく切り替えができなかったりとか、周りとか先生との関係とか、いろんなものが合わさって抱えられなくなってしまったんだと思う」

次第に家でゲームをする時間が増え、昼夜逆転の生活が続いています。滝沢さんは無理にやめさせず、一緒にこたつに入って見守ります。

プリマ・滝沢昌登さん:
「無理にやめさせると反発というか、また会ってくれなかったりしますし、その子の気持ちにまず寄り添ったほうがベターかもしれないので」

ゲームが終わってから一緒に勉強しました。家庭訪問の影響もあってか、Aさんは最近は「ゲームも飽きた」と話し、ゲームから離れる時間が少しずつ増えているそうです。

ゲーム依存から抜け出せた生徒もいます。中学3年から不登校になったBさん(18)。ゲームにのめりこみ、生活リズムの乱れから体と心に変調をきたしました。そこに滝沢さんの家庭訪問が始まりました。

ゲーム依存から卒業したBさん:
「滝沢先生がしつこかったので、ほとんど最初のころは家に来て一緒に話したりして、一緒にゲームやったりとかもした」

半年かけて訪問を深夜から日中へと徐々にずらすと、生活リズムが整っていき、プリマに通えるようになりました。

プリマ・滝沢昌登さん:
「本当に半歩、数ミリずつだけどやってきた。お部屋で暗闇の中、ゲームをやっていたら、まずドアのちょっと外から声をかけたり。初めてBさんが『外に出る』と言ったときは、喜んでお父さんに電話して、うれしかった」

ゲーム依存から卒業したBさん:
「前は昼夜逆転しても体調悪すぎて倒れちゃったこととかあったので、朝昼晩もごはん食べられるようになって、だいぶ気持ち的にも楽になった。自衛官の試験合格に向けて勉強していけたら」

Bさんは目標に向けて、通信制高校の単位取得に励んでいます。

増加の兆しが見えるゲーム依存。滝沢さんは、これからも子どもたちとじっくりと向き合って改善させたいと話します。

プリマ・滝沢昌登さん:
「いずれは羽ばたくと思うけど、誰かがそばにいてあげた方が開花する時が早くなるでしょうし、そういう存在でいたい」

 

 

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